気軽に楽しむ手作り化粧品と自然派生活

メールマガジン:キッチン・コスメティックス

浸出油(INFUSED OIL)

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                      ┣ vol.: 00016
                      ┗ date: 2001.05.18


 ちょっと〜!もう2週間経ってしまいました。
 どうしてこうも時間が経つのが早いのでしょう。
 1日30時間あればいいのになあ!ってホント思います。
 そうすれば私の大好きな睡眠時間を削らなくてもすむのになあ。(笑)


  ──/─────────
   ◆ 今日のトピック 
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  【 浸出油(INFUSED OIL)】

   前回のチンキ(アルコール)に続き、今回はオイルバージョンです。

   ベジタブルオイルに植物を漬け込みます。
   で、その植物のエキスが浸出したものが浸出油というわけです。
   ハーバルオイルとかインフューズドオイルなんて言い方もありです。
   ベジタブルオイルはそのままでも何かと活躍することが多いかと思い
   ますが、植物のエキスが抽出され加わることによって、一層のパワー
   アップが期待できますね。      
   

  ▼コールドトハーバルオイル

    花、茎、葉などの比較的柔らかい素材を使用する場合。
    でも、結構判断に迷うものです。だから、私の簡単な判断規準は、
    その素材から採れる精油に聞き覚えがないと思えばこちらにします。 

    recipe no.0031 ================================================
                            (  回分?)
    ベジタブルオイル............................100ml
    ハーブ
     a)生の場合.................................50gくらい
     b)ドライの場合.............................10gくらい

    1.ハーブ(生の場合は洗って完全に水気を切ったもの)を細かく切り、
     ハーブとベジタブルオイルを密封容器(ビン)にいれる。

     (ハーブを瓶いっぱいにして、ベジタブルオイルでひたひたに
      漬かる感じ・・・)

    2.日当たりのよい場所で2週間保存する。
     毎日容器を振って、ハーブの成分をよく抽出できるようにする。

    3.2週間後、モスリン布やコーヒーフィルターなどで濾したら、
     遮光瓶に入れて保存する。

    4.また、濃度を濃くしたい場合には、新しいハーブを用いてこの1〜3の
     過程を何度か繰り返えす。(ほんとは2回以上やったほうがいいかも)

    * コールドハーバルオイル:
     カレンデュラ(マリーゴールド)、セントジョンズワート、、
     ネトル、ウィッチヘーゼルなど


  ▼ホットハーバルオイル

    樹脂や実、ハーブなどの比較的ハードな素材を使用する場合。
    こちらも判断に迷う場合、反対にその素材の精油に聞き覚えがあれば
    こちらにします。

    recipe no.0032 ================================================
                            (  回分?)
    ベジタブルオイル............................100ml
    ハーブ
     a)生の場合.................................50gくらい
     b)ドライの場合.............................10gくらい

    1.ハーブ(生の場合は洗って完全に水気を切ったもの)を細かく切り、
     ハーブとベジタブルオイルを耐熱容器に入れる。

     (ハーブを瓶いっぱいにして、ベジタブルオイルでひたひたに
      漬かる感じ・・・)

    2.鍋にお湯を湧かし、湯煎にかける。
     このとき、絶対にお湯が沸騰しないようにする。(危ないから!)
     お湯が沸騰しそうなら、鍋を火から降ろして、冷めたら再度火に
     かけるようにして、絶対に目を離さないようにする。
     生のハーブは15分くらい、ドライハ−ブは1時間くらい、成分が
     充分抽出されるようゆっくりとかき混ぜ、そのまま放置して冷ます。

    3.その後、ガーゼやモスリン布で濾したら(しっかり搾り出したら)、
     遮光瓶に入れて保存する。

    * ホットハーバルオイル:
     ラベンダー、カモミール、ジュニパー、ローズマリーなど


    --- ! hint ! ---

    * ベジタブルオイルには様々な種類がありますが、ここで使うオイル
     はあまりくせのないシンプルなオイルが向いていると思います。
     オリーブオイル、アーモンドオイル、アプリコットオイル、
     マカデミアナッツオイル、サンフラワー(High-oleicタイプ)など
     出来れば、オレイン酸が多く含まれるオイルが理想的だと思います。
     また、小麦胚芽油を10%くらいブレンドすると、保存料の代用に
     なります。

     尚、ベビーオイルなどの鉱物油系のオイルは不可です。
     植物のエキスも抽出されませんし、皮膚への浸透作用もないからです。

    * 使用する容器や器具は熱湯またはアルコール消毒して、完全に
     水気を切ったものを使って下さい。

    * 作る際の分量は、皆さんのお好きなように調整してください。
     但し、オイルは酸化するので少量ずつ作り早めに使いきることを
     お勧めします。
     保存期間は冷暗場所でなるべく空気に触れないように(できれば
     小瓶に小分けして)して、半年くらいを目安に。

    * 完成したハーバルオイルは、そのままスキンケアに使えます。
     植物の効能を考えながら、クレンジングとして、バスオイルとして、
     オイルパックとして、クリームに使うオイルとして...etc.
     いろいろ使い倒してみてください。。



  【 チェック! 】
  
   saezuliの関連ページ "saezli>kc>recipe"
   http://www.globers.gr.jp/users/saezuli/frame@03.html




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   ◆ おまけのコラム 
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  【 お休み 】



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  万一トラブルなどが発生しても、私には責任を負いかねます。
  肌が敏感な方や気になる方は、使用前に腕の内側などでパッチテストを
  行うことをお勧めします。
  以上のことをよくご理解のうえお願いします。
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