ハーブ:ハーブに含まれる有効成分の抽出方法(2)
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◆ vol.00108 ◆ date 2005.06.10
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◆ 今日のトピック
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ハーブ・その6
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■ハーブに含まれる有効成分について
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→前号からの続きです。。。
【水溶性の有効成分と油溶性の有効成分の抽出方法】
▼水溶性の有効成分抽出方法(使用方法)
1.浸出液
2.パック
▼油溶性の有効成分抽出方法(使用方法)
3.浸出油
▼水溶性と油溶性の有効成分を同時に抽出する方法
4.チンキ
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▼水溶性の有効成分抽出方法(使用方法)
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2.パック
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ハーブをパウダー状にしたものと水性の基材に混ぜて使います。
◎材料と作り方:
・ドライハーブ..2〜3g程度 ※市販のティーバック1袋分が目安
・精製水..........少量
1)ドライハーブをフードカッターやすり鉢を使いパウダー状にし
ます。
2)水性の基材とお好みで保湿成分や収れん成分などになるものを
追加してください。
※茎等の堅い部分はなるべく避けた方が滑らかなパックに仕上が
ります。
できるだけ粒子の細かいパウダーにした方が肌への余分な刺激
も避けられるうえ、密着度も高まり、浸透力も増すように思い
ます。
※フードカッターなどの摩擦で熱を与える際には、できるだけ短
時間で作業をするようにします。(高温による劣化を防ぐため)
◎参考レシピ:
紫外線を浴びた肌に、優しい美白パックです。
ヒースには、美白作用で有名なアルブチンが含まれています。
このアルブチンは、水またはアルコールに溶け易い性質があるそ
うなので、パウダー状にしたものに水分をプラスしてペースト状
にしてパックすれば、肌へ緩やかに吸収される・・・というわけ
です。
(美白パック)
・ヒース ....3g程度
・水 ........少量
以下お好みでチョイスして追加してください。
・ハチミツ....小さじ1/4程度
・ヨーグルト..小さじ1/2程度
・グリセリン..小さじ1/4程度
・クレイ......小さじ1/2〜1程度
作り方は、上記を参照ください。
◎応用メモ:
・上記のパックが肌に塗りずらい場合、ガーゼなどを使用して
肌に密着させるような工夫をしてみてください。
また、クレイを加えたり、ハチミツなどの粘度のあるものや
ヨーグルトなどのトロミのあるものを加えるのも一手かと思
います。
・浸出液に適しているハーブ例:
マシュマロー、ヒース、緑茶、ローズ、スギナ、ユキノシタなど
・参照URL:
http://saezuli.jp/kc/kc02_zairyo04/index.html
http://saezuli.jp/mm/bn/kc0095.html
http://saezuli.jp/mm/bn/kc0050.html
次回は、「油溶性の有効成分抽出方法」です。
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◆ 編集後記
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台風が接近。
また、そんな季節の到来なんですね。
そして、関東地方はまもなく梅雨入りしそうな気配です。
と、思っていたら、今日梅雨入り宣言がありました。
梅雨の楽しみを見つけなくちゃ・・・!
皆さまの梅雨の楽しみは何かありますか?