気軽に楽しむ手作り化粧品と自然派生活

手作りする自然化粧品素材の基礎知識:材料説明

植物オイル(ベジタブル,キャリアオイル


1.飽和脂肪酸

すべてのC(炭素)とH(水素)が互いに結合し、飽和状態にあります。
そのため、比較的酸化しずらいというプラスの特性があるものの、常に飽和状態で結合の必要がないため、代謝活動に乏しく不活性の状態で、代謝にアクティブな影響を与えません。
この飽和脂肪酸が多く含まれる(Cが増える)ほど、融点が高く、常温で固体です。

一般的に、動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれています。
植物オイルでは、パームカーネルオイル、ココナッツオイルに多く含まれています。

飽和脂肪酸の代表例:

▼ステアリン酸:
ほとんど全ての動植物オイルに含まれるが、特に動物油と植物油では
ココナッツオイル(ヤシ油)、ココアバターなどに多く含まれる。
石けんを硬くする目的で使われる。
乳化剤としてクリームを作るときに使われる。

▼パルミチン酸:
ほとんど全ての動植物オイルに含まれるが、特に動物油と植物油では
ココナッツオイル(ヤシ油)、蜜蝋などに多く含まれる。
石けんを硬くする目的で使われる。
クリームの光沢や粘度を高めるときに使われる。

▼ラウリン酸:
パームカーネルオイル(パーム核油)に多く含まれる。
石けんをの泡立ちアップの目的で使われる。

>> 「一価不飽和脂肪酸」に続く

 

Kitchen Cosmetics
Other Contents