気軽に楽しむ手作り化粧品と自然派生活

手作りする自然化粧品素材の基礎知識:材料説明

植物オイル(ベジタブル,キャリアオイル


2.一価不飽和脂肪酸

C(炭素)にペアで結合しているはずのH(水素)の片割れが1つだけ不足しています。
そのため、欠乏している結合を補おうとする力が働き、代謝活動に働きかけます。
この脂肪酸が多く含まれる場合、たいていは常温で液体で、オイルは粘度の高いオイルで、皮膚への吸収が穏やかなためしっとり感が持続します。

一価不飽和脂肪酸の代表例:

▼オレイン酸:
悪玉コレステロールだけを下げる効果がある。
オリーブオイル、キャノーラオイル(菜種油)、アーモンドなどに多く含まれる。
人間の皮脂に近い組成をもつ酸なので、肌によく馴染み、角質の潤いを保つセラミドの働きを助ける。

▼パルミトレイン酸:
マカデミアナッツオイル、ヘーゼルナッツオイル、アボガドオイル、馬油などに多く含まれる。
人間の皮脂の中にも含まれている酸なので、非常に馴染みが良く、年齢と共に失われていく自身のパルミトレイン酸を補う。
そのため、乾燥や老化肌に効果的。

>> 「多価不飽和脂肪酸」に続く

 

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